2022-06

プレゼンは話し手が主役で、話してさえ頑張れば成功するというものではありません。あくまでも「聞き手に行動してもらうこと」がゴールであり目的です。つまり聞き手と一緒に作り上げるのがプレゼンなのです。聞き手に対する気遣いのための「間」をマスターしましょう。

プレゼンにおいて大きな声で主張を話すことは大前提ですが、声の大きさ、話すスピードをコントロールすることで話に抑揚をつけることができます。任意のタイミングで、聞き手に違和感を持たせる演出をすることで、聞き手の心に刺さるプレゼンを実施しましょう。

プレゼンにおいて重要なことを話すタイミングなどでジェスチャーを用いてみましょう。そうすることで、聞き手に対して「ここは重要である」ということを示す合図にもなり、視覚的に聞き手の集中力をコントロールすることが可能になります。

話し手は聞き手がプレゼンに興味を持っていないから不安になります。聞き手の興味は話し手の視線の送り方でコントロールすることができます。 まずは聴衆の中から話に興味を持っている人を見つけましょう。聴衆の大半を味方にしていく方法を解説します。

聞き手は話し手の言葉を聞いているのではない。表情から話の中身を推測しているだけなのだ。笑顔で聞き手の信頼を獲得し、真顔で自分の主張を強調して聞き手に伝えます。表情ひとつで聞き手のあなたに対する印象は大きく変わることを覚えておきましょう。

プレゼンテーションはそもそも聞き手にとって、自分に意味がある話だからこそ、理解しようと思って話を聞きます。全く自分にとって関係のない話であれば、そもそも話に興味が持てないので聞きません。「それなら聞きたい！」と言い出すメリットを、オープニングで伝えることができているかが重要です。

プレゼンの資料や説明の中で抽象的な表現により、聞き手の認識に差異は生まれていませんか。話し手と聞き手の間に生まれる情報の誤差は最終的にプレゼンの「わかりにくかった」という評価になって返ってきます。数字を使い具体的な説明ができるよう心がけましょう。

プレゼンを聞き終わった時に何をしたらいいのか、聞き手がすぐにでも行動に移せるように、明確に具体的な行動指示を出しましょう。プレゼンの目的はあくまでも行動してもらうこと。具体的な行動を依頼して初めて聞き手は行動に移ることできるのです。

「彼の説明は論理的（ロジカル）でわかりやすい」という褒め方があります。プレゼンにおける論理的（ロジカル）な話し方のポイントは「理由を話す」ことです。主張をする場合はその理由も含めて準備しておき、聞き手に伝えるようにしましょう。

人間は自分の理解の枠組みの中でしか、情報を受け取れません。専門用語は相手に理解できるような例え話を利用しながら、簡単な例に置き換えるなどして伝えるのが理想です。全く知識を持たない人に、厳密に専門用語を理解してもらうことは不可能である。と心得ておきましょう。