会社を辞めると決めてからの話

person in black suit hired an employee 仕事の話
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この記事はまさに今辛い状況にいる自分の頭を整理するために綴ります。

同じように会社を辞める決心がつき、辞める期日も決めている人の少しでも役に立てばと思っています。

まず今の状況

私は今の会社で働いて5年が経ち6年目に突入しています。

先日人事異動の発令があり、本社へ戻ることになりました。単身赴任です。

平日は本社で働き、週末は片道3時間の道のりを運転して家族の元へ帰って時間を過ごしています。

正直きついです。

何がきついかというと、

家族と過ごす時間が限られている

もちろん平日は一人暮らしです。

自分の時間が取りやすいということはメリットかもしれませんが、家族と暮らしていてもやり方次第で時間は作れます。

家事も全て自分でやらなければいけません。当たり前ですがこれは私に限ったことではなく、妻も今まで分担していた分を一人でこなさなければいけないわけです。

また家族に何かあった時や最近であれば災害もいつ起こるかわかりません。正直家族が離れ離れで暮らすというのはリスクしかないと思っています。

費用がかさむ

(ガソリン代+高速代)×往復=20,000円ぐらいかかってきます。会社からの補助は月一回の帰省交通費の実費を補助ということなので、毎週末帰るとなるとなかなかの出費です。

また、家も2拠点分借りているわけですから、家賃も光熱費も払わなければいけません。単身赴任先の家賃は会社が7割負担してくれているのですが、それでもなかなか嵩んでくるというのが現実です。

今の業務が辛い

今の部署は人間関係が良好とは言えません。そしてやっている業務内容も今まで自分が携わったことのない業界であり、あまり自ら興味を持って飛びこうもうと思った業界ではないのです。

そのように業界の素人なので、まずは仕事の全体を覚えなくてはいけないということもあり、アルバイトや派遣社員に混じって単純作業をこなす毎日です。

辞めると決めている自分にとってはどうしても時間を浪費してしまっているだけに感じてしまうのですが、そこをなんとか意味ある時間にしようと模索している日々です。

今すぐに会社をやめられない理由

で、なぜ辞令を受けた時に断って会社を辞めなかったのかというと、住宅ローンの問題があったからです。

実は絶賛マイホーム建設中ということもあり、銀行にそれとなく聞いてみたところ、住宅ローンお一連の手続きが終わるまでは審査を通した条件が変わった場合は再審査をしなければいけない。ということを言われました。

住宅ローンの一連の手続きというのは融資が実行されて終わりというわけではないようです。実は住宅ローンで建てた家を担保にお金を借りたということにするため、抵当権の設定までして初めて住宅ローンの手続きが完了するそうです。

家が完成して建築確認申請などが終わって初めて抵当権が設定されます。つまり、家ができるまでは条件を変えない方が良い→仕事を変えない方が良いということです。

おそらく転職をしたとしても在籍期間などの関係で、今と同等信用を持って同じ額を借りることは難しいでしょう。

そうなると最悪、建築途中で工事は止まり何千万という借金だけが残ってしまうことになりかねません。

どういう状況になれば会社を辞められるのか

つまり、家が完成するまではこの会社に属している必要があります。

家も今のところ工事は順調に進んでいますが、災害などで工期が延長する可能性もあるため、それまでは会社に対しては「精一杯頑張らせていただきます!」というスタンスで在籍し続ける所存です。

辞表を出すまでにしておくべきこと

資金繰りを考えておく

家ができてからのことを考えると、やはり会社を辞めてしまって一番ネックとなるのは収入です。

私の場合は起業することも考えていますが、最初からうまくお金が回る自信もないため、やはり転職活動はしておこうと思っています。

今の時代フルリモートで働ける会社も増えているためそういった企業を中心に絶賛転職活動中です。

転職さえ決まってしまえばかなり気持ちお楽になりますよね。

会社との契約書を確認しておく

辞める前提で今一度契約書を見直しておきましょう。何日前までに辞める意思を会社へ伝えなければいけないのか。違約金などの発生する可能性など、いざ辞表を出してから「こんなはずじゃなかった!」ということが起こらないように、起こりうることは全て想定の範囲として対処できるようにしましょう。

退職日を決める

退職日はおそらくいつでも良いというわけにはいかないはずです。

大抵の場合月末(給与の締日)などのキリの良い期日まで働いて退職という流れになると思います。

また有給も残っていれば有休消化期間で1ヶ月程度丸々休みにしてから辞めることも可能です。

確認しておくべきことはボーナスが付与される条件と有給付与日がいつなのか。

ボーナスがもらえる条件

例えば7月と12月に賞与が振り込まれるという会社の場合、7月もしく12月末まで会社に所属していないとボーナスをもらえないのか。はたまた6月もしくは11月末退職でも給与と同時に振り込まれるのかなど、条件をそれとなく確認しておきましょう。

退職する会社とは言え、賞与はあなたの働いた成果です。もらえるものはしっかりともらってから辞めたいものですね。

有給付与日の確認

もう一つ確認しておきたいのが有給付与日。

1月1日と7月1日に付与される会社であれば、付与月である1月および7月の末日の退社にしておけば、さらに1ヶ月分働かずして給与が発生する可能性があります。

どのタイミングで何日有給が付与されるのか。会社の規定を確認して逆算しながら退職日を調整しましょう。

これも働いた対価をきっちりと受け取る義務があなたにはあります。もらえるものはしっかりと受け取って辞められればベストですね。

とまあ、会社を辞めるにあたり、色々と準備しておくこと、計算しなければいけないことがたくさんあります。

この計算が少しずれてしまうととんでもないことになりかねないので、辞めることを決めたならこれは一つのプロジェクトだと心得て、退職に向けてベストな状態を思い描きスケジュールを組んでみてはいかがでしょうか。

くれぐれも感情に任せて何も考えることなく、辞表を提出するなんてことが無いように、退職こそあなたのベストを尽くしましょう。

目指すべきは波風立てることのない、円満退社です。

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