続いては視線です。
あなたはプレゼンテーション中どこをみて話しますか?
この質問の答えとしてよく聞くのは、「部屋の一番後ろの壁を見る」というのをよく聞きます。しかしこれはNGです。
なぜなら聞き手は一瞬で、あなたが後ろの壁を見ながら話していることに気づいてしまうからです。
そのことに気がつくと、聞き手自信のために話してくれているというよりも、もともと決まったセリフをただ暗唱しているだけにしか聞こえず、プレゼンの内容が全く入ってこなくなってしまします。
YoutubeやDVDでも見られるのに、わざわざ時間とお金をかけて会場へ足を運ぶ理由があるからです。
プレゼンにおいてもそれは同じです。資料や言葉だけでは伝えきれない話し手の想いを、全ての手段を総動員して届ける「プレゼント」。それこそがプレゼンの本質です。
「あなただけに、特別なプレゼントを渡します」という状況で、その相手の止めも合わせない、などという選択肢は存在しないでしょう。
つまりプレゼンにおいては、話してはしっかりと聞き手の目を見て、視線を合わせる必要があります。
会場を4つに分けてゾーニング
そう入っても全員と目を合わせるのは難しいです。特に、緊張してそれどころではない、場合もあります。そう言った場合には、まずは聴衆の中から、あなたのプレゼンに興味を持っている「味方」を探すことから始めましょう。
10人以下のプレゼンであれば、視線や表情から誰が興味を持っている「味方」がすぐにわかると思います。その人に向けて話すのが妥当でしょう。
ただ聴衆が30人以上の比較的大人数のばあいは、「味方」をすぐに探し出すことは難しいでしょう。
このような場合にお勧めしているのが「4区画視線分配法」です。
まず、頭の中で会場の聞き手の座席を、大きく縦横4つの区画に分けます。
この4区画のそれぞれで、興味を持って話を聞いてくれている人を探して、順番にそれらの人の目を見て話していくのがこの技法です。
4つのそれぞれの区画に見つけた「味方」それぞれ順番に視線を振っていきましょう。
この状態でプレゼンをおこなっていると、不思議なことに、各区画内で興味がないはずだった聞き手が、話し手に妙に視線を送ってくるようになります。
何が起こっているかというと、あなたはその区画で見つけた「味方」に向かって話しているだけですが、その周囲にいる人もあなたと目線があったと感じるのです。これにより「私を見て一生懸命話してくれている」と感じた聞き手が新たにあなたの話に興味を持ち始めます。
これを繰り返していくことで聴衆の大部分をあなたの「味方」にすることが可能になります。
この4区画分配法のコツは、「あなたの話にもともと興味を持っている最初の一人をいち早く見つけること」これにつきます。
話し手は聞き手がプレゼンに興味を持っていないから不安になるのです。
味方の聞き手は簡単に共感してくれる
お気づきの方も多いと思いますが、プレゼン中は自分の話に興味を持っている人の顔を見て話せば良いのです。
これさえできていればどれだけ聴衆が多くなってもやることは同じです。
既に味方になってる聞き手は、あなたが伝えようとしている感情に、共感してくれやすいです。
この視線の振り方は、聴衆の感情を揺さぶ流ための必須スキルの一つとなりますので、ぜひしっかりと身につけて有効活用していきましょう。
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