この記事を読まれている方で、話すことを仕事にされている方はほとんどいないのではないでしょうか。
プレゼンテーションは、話し手の主張を聞いた、聞き手が行動してもらうことが目的です。
言うなれば話し方ひとつで結果が変わってくるということです。
ここでいう話し方というのは声の出し方のことを指します。
ではプレゼン中は、どのような声で話せば良いでしょうか。
やはり大きな声が正義
結論としては「大きな声で話し続ける」ことがベストです。
やはり小さな声で話されるよりも、大きな声の方が聞き取りやすく、聞き手も話し手の熱量を感じやすいためです。
ただし、もうひとつ考えておかなければいけない点があります。
それは「プレゼンの抑揚」という観点です。
大きな声で初めから終わりまで話すことは、確かにインパクトがあり、聞き手を話に引き込む力は強くなります。しかし、一方で、それだけでは話に「抑揚」がなくなるという欠点があります。
つまり聞き手が話に飽きてしまうのです。
好きなミュージシャンのアルバムを想像してもらえばわかりますが、アップテンポの曲もあればメローな曲もあり、様々な曲調の曲を集めてアルバムは作られていることがほとんどではないでしょうか。
これがアップテンポな曲ばかりだと、どんなに素晴らしい音楽であったとしても、最初は良くても次第に疲れてきてしまいます。
これと同じことがプレゼンでも発生します。
声量とスピードで抑揚をつける
それではどのようにすれば、抑揚をつけた話し方ができるのかについて解説していきます。
- 声量の大小
- 話すスピードの速い・遅い
この2つの組み合わせで話に緩急をつけていきます。つまり下記の4つ組み合わせをイメージしてみてください。
- 声量:大、スピード:遅い
- 声量:大、スピード:速い
- 声量:小、スピード:遅い
- 声量:小、スピード:速い
まず、プレゼン中は、自分が出せる声量の80%くらいのボリュームで話すことを意識しましょう。
叫び声を上げるわけではないですが、普段話している声量よりはかなり大きな声量を出すように心がけます。
これを基本とするので、「1」もしくは「2」の組み合わせで話すことになります。
「1」か「2」かについては元々話すのが速い人もいれば、遅い人もいるのでどちらでもかまいません。
ここから抑揚をつけていくうえで、まずは自分のタイプは「1」か「2」どちらなのかを把握します。
これはプレゼンの声を録音してキャ感的に把握することをお勧めします。
例えば、あなたが「2」の大きな声で速いスピードで話す人だとします。
プレゼンないで強調したい場面や、聞き手への確認を行ってから進みたい場面では、1の大きな声でゆっくりと話しかけるようにします。すると、急に話すペースが落ちるため、聞き手は違和感を感じて顔が上がります。
また、重要なことを話す場面では、「3」や「4」のように、あえて小声で耳打ちするように話すとことも、やはり違和感を感じて顔が上がります。
このように、声量と話す速さを組み合わせることで、プレゼンお内容に薬用を作ることが可能になります。
これまでのプレゼンの流れとは異なる流れを生み出すことで、任意のタイミングで、聞き手に違和感を持たせる演出ができるようになるのです。
聞き手の感情に訴えかける話し方には、抑揚があります。時には激しく、時には波打つように感情を揺さぶり、聞き手の心を刺激するプレゼンを実施してください。
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