プレゼン|目的は伝えることではなく〇〇してもらうこと

学んだこと気づいたこと

この記事が目に止まった方はおそらくビジネスや私生活で何かしらのプレゼンテーション(プレゼン)を行う必要に迫られている、もしくはプレゼンに興味を持っている方だと思います。

いきなりですが少し時間をとってプレゼンの「目的」とは何か一度考えてみてください。

プレゼンの目的は〇〇です。

これについては明確な一つの答えがあるわけではないですが、僕の考えるプレゼンの目的は

『相手に行動してもらうこと』

僕は地域のマルシェを企画しているので毎年春になると、企画のコンセプトや昨年からの変更点を中心に出店者である地元住民に向けて説明会を開催します。

その説明会を聞きにきてくれた人に

「なるほど、それは面白い企画ですね! 」「みんなが楽しめる素晴らしいマルシェですね! 」と褒めてくれたとしてもそれだけでは意味がありません。

なぜなら、この説明会でのプレゼンの目的は「マルシェに出店してもらうこと」だからです。 どれだけプレゼンの技術を誉めてもらってもそれだけでは意味がありません。

同じように皆さんのプレゼンにおいても、多くの場合は相手を行動させることが目的になっているはずです。

何かを買ってもらったり、何かをしてもらったり、すぐに行動につながるわけではない場合も、相手が後々自分に対して好意的な行動をしてくれるのを期待してプレゼンをおこなっているはずです。

全てのプレゼンの「目的」は、相手に行動してもらうこと。

プレゼンとはどういったものか

一般的なプレゼンのイメージである、大勢の聞き手の前でスライドを使用して話をする行為はもちろんプレゼンです。

営業もプレゼン、会議で自分の意見を伝える行為もプレゼンですし、晩御飯に焼き肉を食べに行きたいと家族に伝える行為もプレゼンです。

プレゼンスキルを身につけると人生イージーモード

前述した通り生活のさまざまな場面でプレゼンスキルが必要とされており、このスキルを身につけることができれば、多くの場面で自分の希望をもっと通すことができるようになります。

どうすれば相手に行動してもらえるか

先ほどの私の例をもとに考えると「マルシェに出店すれば稼ぐことができますよ! 」とか「いろんな人と繋がって友達が増えますよ! 」などの相手のメリットを伝え説得することで時には相手が行動に移してくれることもありますが、確率はそれほど高くはありません。

人は他人に説得されても、行動を強制されているような気がしてなかなか動かないものです。

むしろ自分の行動の選択肢を制限されないように、逆にディフェンスを固められてしまうこともあります。

自分で納得して初めて動く

ではどのようにすれば人は動くのか?

自分で納得した時に、はじめて人は動きます。

自発的に、喜んで動いてくれるには自分で行動を選択している感覚が必要になります。

感情を動かして行動してもらう

相手を納得させるにはどのようにすればよいでしょうか?

効果的なのはエモーショナルなアプローチ

ほとんどの聞き手は話し手が正しいことを言っているかどうかの【理屈】よりも、「好きか嫌いか」「ワクワクするかしないか」などの極めてシンプルな【感情】で意思決定をおこなっています。

理由はわからないけど商品やサービスのテレビCMを見て感覚的に「いいな」と思ったことはないでしょうか? そうした好意を抱いた商品をその後でついつい買ってしまうという経験は誰しもあるはずです。

実は最初の時点でエモーショナルな好意を抱いていて、後から「行動すべき理由」を探していることが圧倒的に多いものです。

当然そういう相手は納得して自発的に行動してくれます。

先に感情、後から理屈

多くのプレゼンターはプレゼンの目的を「上手に伝えること」であると考えてしまい、必死で話す練習をします。 現に僕もそうでした。

正論を伝えれば相手が動くと信じてあらゆるトークテクニックを駆使して相手を説得しようとしてしまいます。

しかしそれでは残念ながら聞き手は動かず、プレゼンの目的は果たせません。

順番が重要です。 プレゼンにおいて大切なのは「先に感情、後から理屈」です。

その逆では相手は動いてくれません。

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