岐阜県の山奥に、話題のジビエ料理屋があるというので行ってみました。
今回は本当にこのレストランでのランチを目的に片道5時間かけて岐阜まで行きます。
これぞ本当のローカルガストロノミーです。
まずは、今回一緒に行く仲間と岐阜駅で待ち合わせ。
そこからは、タクシーで山の方へ走ること約30分。
里山の原風景が残るエリアに民家に並んでありました。
今回の目的地「摘草料理かたつむり」
雰囲気的には田舎のおじいちゃんの家に遊びにきたようなそんな雰囲気があります。
今回は東京で居酒屋を経営されている、ソムリエの資格を持つ方も参加していただいていたため、ドリンクは持ち込みで。
先に写真をあげておきますが、料理に合わせてこれだけのワインをいただきました。至福。
1皿目|ハクビシンと鹿の膵臓。
ハクビシンは最近よく聞く生き物で、害獣として駆除されることもある獣です。
また鹿の膵臓というのもなかなかマニアックな部位。
「食べるんだ・・・。」
この後も度々同じような心の声が出てきますが、本当にこの店で出してくれる料理は、なかなか口にする機会がない食材を、美味しく提供してくれます。
2皿目|アマゴ
今回は4月春に訪れたため、旬の魚ですね。模様が美しいです。
3皿目|吸い物
中には蓮根饅頭と栃餅が入っています。
どんどん行きますね。
4皿目|猪の肩ロース。
りんごのチップが添えられています。生胡椒の塩漬けが良いアクセントになって、獣の臭みも気になりません。
5皿目|青菜の白あえ、つくし添え
一皿目はともかく、この辺りまでは春の食材、山の恵みをいただくいわば普通の田舎料理のお店という印象です。
6皿目|鹿肉の漬け
こんなふうに鹿肉を食べたのは初めてですよ。
7皿目|ブロッコリースプラウトのサラダ
サラダはいたって普通に美味しいです。
8皿目|鰻
これはインパクトがあります!
8皿目|天ぷら
春の恵みといえば山菜!のりたけごぼうが美味!
9皿目|キノコ鍋
このお店のマスター、清水さんは変態という言葉がとっても似合うほどの、きのこの専門家。
食べたことのないきのこもたくさん入っています。
ちょっと危ないきのこなんかのお話も、聞けば聞いただけとても楽しそうに返してくれます。
このきのこ鍋に自家製がんもやら、コシアブラやタラノメなど、ほんとに具沢山のしゃぶしゃぶでいただきます。
ついに出ました、熊肉です。
熊肉に関しては、なんと大人の熊肉と、子熊の熊肉と食べ比べ!
なんと贅沢な。
食レポをするのであれば、子熊の方は乳飲み子ということもあり、乳臭さというか、ミルキーと表現する方が良いのか、独特の旨味がほのかに大人のものよりもありました。
どちらも、臭みのない、脂身の美味しい熊肉です。
そしてこれは猪肉。猪肉も綺麗な牡丹色をしており、臭みもなく硬すぎず絶品。
今回はスペシャルです。この肉はなんでしょうか。
僕は食べる前は正直抵抗がありましたが、この肉は本当に美味しい。
問題が起こるとアレなので、今回は○肉ですと明記するのは避けておこうと思います。
ご想像にお任せです。
最後はデザートで締めです。
こんなに素晴らしい食体験をしたのは初めてです。
ざっと漁師の紹介で終わってしまいましたが、言葉で説明するよりも、是非お店へ足を運んでみてください。
一食の価値ありです。
また大将の人柄もとっても面白いので、是非お店へ行かれた際は、対象との会話も楽しんでみてくださいね。
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