あなたは今悩んでいることはありますか?
人の悩みの9割9部は、人間関係によるものです。
今働いている会社での仕事上の悩みであったとしても、元を辿れば、「予算を達成しなければ会社からの評価が悪くなり、減給にでもなったら妻にどのように説明しよう。。」というように最終的には、人と人との付き合いに悩みの先は向いてくるものです。
ビジネスパーソンが抱える悩みの多くに社内での人付き合いがあると思います。
「風通しの良さ」と表現されることもあるこの「社内の空気」でもある人間関係ですが、往々にしてその組織の雰囲気は、トップの人間の雰囲気に依存します。
その組織を束ねるマネージャーが悲観的な人であれば、組織の雰囲気は悲観的になりますし、明るく快活な人がマネージャーであれば、その組織の雰囲気も明るく快活なものになります。
社内に流れる空気は、風通しが良いに越したことはありません。
つまり風通しの良いコミュニケーションが取れる組織にしたければ、マネージメントする立場の人が意識的に風通しの良いコミュニケーションを取る必要がありあます。
相手のやりたいことを理解する
あなたは今一緒に働いている、同僚や部下が何を考え、今の会社で何をやりたいと思っているか把握していますか?
また、「どうしてこの人は思うように働いてくれないんだろう?」と同僚や部下に対して思ったことはないでしょうか?
建前と本音を理解する
面接や面談でそう言った話ができていれば良いのですが、人というのは本音と建前を使い分けるものです。
面接や面談となると、仕事上の関係で相手や会社にとってメリットになることと自分の考えを合わせながら話すことが多いです。つまり、本音というよりは建前で、相手にとって「自分は価値のある人間ですよ」見せるための発言であることがほとんどです。
しかし、誰しも会社員である前に1人の人間です。
その会社でやりたいこともあれば、その前前提として個人的に興味のあること、人生でなし遂げたいものというのが誰しも持っています。
それこそが本音であり、本音を理解し合えているかどうかは、良好な人間関係を築き上げる上で、とても大切なことです。
本音を理解することによるメリット
人は誰しも面倒くさがりな生き物です。
1つの考え方として、仕事というのは人が面倒に感じる作業を、お金を受け取ってやるものともいうことができます。
人が面倒に感じることでも、自分が面倒に感じず楽しんでできる作業であれば、それは天職と言えるかもしれません。
極論を言うと、好きなことというのは、お金をもらわなくてもやりたいものです。
適材適所、餅は餅屋という言葉があるように、一緒に働く部下や同僚の本音の部分でやりたいことというのを理解していると、何を楽しんでできるか、何を仕事と割り切ってやっているかがわかってきます。
どちらのモチベーションで仕事に打ち込むかで、生産性に差が出てくるのは明らかですよね。
マネージャーはそう言った従業員に対してのマーケティング能力が求められます。
マーケティングによって部下は「何を思いこの会社で働いているのか」「プライベートで興味のあることは何なのか」「どのような交友関係があるのか」など理解することで、的確な人事配置や指示を出すことによって、組織の生産性を最大に近づけていく努力をしなければなりません。
どのように本音を引き出すか
本音というのは「本音を教えてよ」と面と向かって聞いても出てくるものではありません。
そこでは信頼関係を築けているかどうかがキーになってきます。
そのためには仕事以外の時間を共有するという方法が最も有効的であり、唯一の方法ではないかと考えています。
あなたは「釣りバカ日誌」という映画をみたことはありますか?
平社員の浜ちゃんと、社長のすーさんが「釣り」という共通の趣味を通じて繰り広げられる、人間模様をコミカルに描いた作品です。
これはまさに「釣り」という仕事以外の時間を共有することで人間関係がうまくいっている様子を描いた典型例だと思います。
「飲みニケーション」という言葉はもう死語かもしれませんが、これも本音を引き出すための良い手段です。
間違ってはいけないのが、「上司の仕事上の愚痴や自慢話に付き合わされた」となってしまうことだけは避けなければいけないので、基本的には仕事の話は極力避ける方が良いでしょう。
人は大体ビール3杯くらいのアルコールが入ると、良い感じに酔いも回り始め、心の中で思っていることなどが口にしやすくなってくる、と言われています。
そんな時に「なぜこの会社に入社しようと思ったのか」とか「最近のマイブームについて」など、自分の話ではなく、相手が楽しく話してくれるように相手の話を引き出してみましょう。
もちろん飲み会以外でも先程あげた「釣り」や最近だと「キャンプ」なんかにいってみるのも良いかもしれません。
もちろん相手のプライベートに踏み込む行為になるため、人間関係が築けていないと誘いそのものを断られる可能性もあるので、相手のハードルを確認しながら仕事以外の時間をいかに共有できるか考えてみると良いでしょう。
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