ダメな上司を持った時にすべきたった1つのこと

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この記事はダメな上司を持つ若手会社員に向けて書いています。

そもそもダメな上司ってどんな上司でしょうか?

無能な上司、ハラスメントが絶えない上司、コミュニケーションが取れない上司など、ダメな上司と一言で行っても、色々なパターンがあると思います。

ここでいう上司というのは組織のリーダーであり、そのリーダーに必要な資質が備わっていないリーダーのことをダメ上司と呼んでいます。

リーダーに必要な資質とは

リーダーに必要な資質は2つあると考えます。

それは「リーダーシップ力」と「マネージメント力」です。

リーダーシップ力とは

ここでいうリーダーシップ力とは、組織全体の進むべき方向をしっかりと描ける力のことです。

いわゆる組織のビジョンというものを自分の言葉でチームに伝え、組織の真北の方角への推進力をさせるのです。

ここで大切なのは、会社が掲げているビジョンをただ代弁しているだけではいけません。

誰かが言った言葉を代理で語るのではなく、自分自身に一度落とし込んだ上で、自らのビジョンと合わせて語る必要があります。

マネージメント力とは

ではもう一つの資質であるマネージメント力とはどんな能力でしょうか。

いわゆる管理能力のことですが、管理するものは主に3つ「人」「時間」そして「お金」です。

組織であれば売上を気にする上司はたくさにると思います。

いわゆるお金の部分になるのですが、お金のマネージメントというのは自分達の仕掛けた試作で売上のアップダウンをコントロールできる状態が理想的です。

しかし、ここで一番大切なのは売上を作っているのは、「人」であるということ。

いかにやる気を持って働いているスタッフが組織にいるかで、売上は変わってきます。

人のマネージメントというのはやる気のコントロールと言っても過言ではないでしょう。

今の時代、リーダーは部下が仕事になにを求めているのかをそれぞれのスタッフの潜在的な欲求の部分で理解しておかなければいけません。

戦後と違い、今の時代は食糧に困っている時代でもなければ、高度経済成長期のようにお金に困っている時代でもありません。

今の働く世代が求めているのは「自己承認」です。

自分が何者なのか、自分の居場所はここでいいのか。自分は人々に必要としてもらっているのか。こんなことを仕事にも求めているのです。

そこで必要なのは「承認してあげること」

いわゆる「ありがとう」という感謝を、部下の一挙手一投足を見逃さずに適切に伝えることが大切なのです。

部下のことを見ずに、自分の出世ばかり気にして上ばかり見ている上司はダメ上司と言っていいでしょう。

私の以前の上司も、上ばかり見て人のマネージメントをおろそかにしていました。

この2つの能力があると

この2つの能力がリーダーに備わっていると、スタッフの離職率が格段に低くなります。

というのも、この能力が備わっているリーダーというのは人間としての魅力が備わっています。

「こんな上司のもとで働けたら」とか「こんな人と仕事がしてみたい」みたいな感情が部下にも湧いてきます。

するとスタッフの仕事に対するモチベーションは自然と上がり、退職転職するスタッフも少なくなるのです。

逆にこの能力が備わっていないリーダーだと、部下との間に信頼関係が生まれません。
部下が上司を舐めるようになることもあります。

そんな状態が続くとスタッフの離職率は高まります。

スタッフの離職率が高まるとなにが起こるかというと、また新しいスタッフを採用しなければならず、求人にかかる費用や時間のコストがかかります。

運良く採用ができたら次はスタッフの教育です。

ここでもまたコストがかかります。

しかし、せっかくそだあて上げたスタッフもすぐに辞めてしまってはまた同じことの繰り返しです。

これが逆にスタッフの離職が少ないとどうでしょうか。

時間的なコストも費用的なコストもほとんどかかってきません。

それどころか、1年2年と勤続してくれるスタッフがいることで、より業務は効率化され、組織はどんどんと発展していくことが可能になります。

つまり、なかなか人が集まらないとか、人がすぐに辞めていく組織は、その組織のリーダーに魅力がなく、リーダーとしての資質が備わっていないことが原因と考えられます。

ダメ上司のレッテルを貼っても良いのではないかと思います。

組織として最悪の状態

ちなみにこんな上司のいる組織はいうまでもなく基本的に生産性は向上しません。

しかし、そんな上司のいる組織でも営業成績が上がっている場合は要注意です。

組織として計画的に売り上げが上がっているのであればいいのですが、それはダメ上司のもとでそれはありえません。

売上というのは従業員が作るものです。

先ほども述べたように従業員が定着しない、人手不足に陥っている組織の売り上げが上がってくると、従業員一人当たりの負担は増加していく一方です。

組織としては売上は上がっているため、このスタッフの疲労が溜まっている状態に気付きにくくなり、さらに、スタッフが疲弊しきってしまうのです。

そうなるとさらに人が辞めていき組織は崩壊してしまいます。

で、有能な上司のもとで働けている人は、上司に対しての不満を持たないのでこんな記事に辿り着くことはまずないでしょう。

この記事を読んでいるあなたは少なからず、上司ガチャでハズレを引いてしまい、ダメ上司のもとでストレスを溜め込んでいるのではないでしょうか。

ダメ上司のもとで働いている人がとるべき行動

きっとあなたは今いる状況をもっと良い方向へと変えていきたいと考えていると思います。

上司にもっと評価してもらいたい。

もっと活躍できるチャンスを与えてもらいたい。

もっと信頼してもらいたい。

そんな思いがあると思いますが、組織のいわゆるピラミッド型の社会構造において、下の立場の人間が何かアクションを起こして上の立場の人間の行動をコントロールすることはほぼほぼ不可能です。

あなたの上司をどうこうできるのはさらに上の上司の上司の人の責任です。

そこであなたがとるべき行動の選択肢は3つあります。

  1. 上司の愚痴を言いまくり上司の周囲の評判を悪くする
  2. 自分はいかに恵まれていない存在かをアピールし、悲劇のヒロインとして同情を誘う
  3. 今なにができるかを考え解決に向けて行動する

はい。いうまでもなく3をするべきですね。

1.も2.も正直あなたにとって有効的な結果が得られるわけではありません。

あなたができることは、今のこの状況は貴重な経験ができていると捉え、自分が人の上に立つようになった時はこんな人間にはならないぞという、上司を反面教師にすることです。

その学びこそが今後のあなたの成長の糧になるでしょうし、今できる唯一のことです。

ただし、あなたのメンタルが壊れていなければの話です。

あまりにもストレスが溜まり、メンタルに悪影響を及ぼすような上司のもとで働いている場合はそんな悠長なことも言ってられないので、いち早く今いる環境から逃げ出しましよう。

会社をやめる、部署移動を人事に相談する。などとにかくその上司の元から離れるというのも、今のこの環境を改善させる有効な手段です。

何より上司は部下と部下の家族を守る責任があります。そんな上司にあなたのメンタルが壊されそうになっているのであれば、いち早く環境を変えることです。

仕事をやめるのは難しいことと考えるかもしれませんが、今の時代どの業界も人手不足です。ましてやフルリモートでの仕事も山ほどあります。

やめてから転職活動をしても全然問題ないと私は考えます。

失業保険もうまく活用しながら、あなたのより良いワークライフを実現させてみてください。

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