騙されてはいけない、本物の温泉「源泉掛け流し」とは

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このブログを読んでいただいているあなたはきっと温泉好きなのではないでしょうか。

日本には温泉宿や日帰り温泉など、温浴施設がたくさんあり、全国で温泉地は3000カ所あると言われています。

そんな温泉大国日本ですが、そもそも温泉とはなんなのでしょうか?

温泉とは

「温泉とは地中から湯が湧き出している現象や場所、湯そのもおを示す用語」とWikipediaには記載されています。

なぜ地地中で水が湯として温まるかというと、火山の地下のマグマを熱源とする場合もあれば、火山とは無関係に地熱などにより地下水が加温される場合があり、それぞれ、「火山性温泉」「非火山性温泉」と分けることができます。

日本の温泉法

日本には温泉法と言われる法律が定められており、その温泉法の定義では「必ずしも水の温度が高くなくても、普通の水とは異なる天然の特殊な水(鉱水)やガスが湧出する場合に温泉とされる」とあります。

ここでは、この温泉法の定義としての温泉というよりは、「湯治」に代表されるような、温泉の効能に期待するような「普通のお風呂」とは一線を引いた温泉を楽しむための、本物の温泉とはどのようなものかについて、解説します。

温泉の提供形態

温泉の施設にはさまざまな表記が用いられます。天然温泉という表現もしばしば目にすることがあると思いますが、一言に「天然温泉」と言っても提供方法はさまざまです。

提供方法は大きく分けて2つあります。

  • 循環式
  • 掛け流し

この2つの提供方法の違いについてもう少し詳しく解説していきましょう。

循環式

循環式とは読んで字の如く、一度利用した湯を濾過・加熱処理をした上で再注入しているお湯の提供方法です。

温浴施設は法律上、保健所の管轄となっています。

風呂というのはそもそおレジオネラ菌という細菌が繁殖する危険性があり、同じお湯を使い回す場合は特に注意が必要となります。

そのため循環式の場合は、殺菌消毒のために塩素の豆乳が義務付けられており、100%温泉水を利用してあったとしても、塩素を投入された、塩素水のお風呂になってしまっているのです。

また、循環しなければならないということはそもそもの源泉の湯量が少なく、掛け流しでは賄いきれないという事情も伺うことができます。

つまり塩素が入っているということは、純粋な温泉成分を満喫することが難しく、湯湯治などには向かない温泉ということになります。

源泉掛け流し

循環式に対して源泉掛け流しという提供方法は、読んで字の如く、湯船に注ぎ入れられた温泉水がどんどんと流れ出ていくような仕組み。つまり、常に新しい温泉水が注ぎ込まれ、古い温泉水は流れでていく仕組みです。

これは、源泉の湯量が豊富な場所でしかできない提供方法です。

冒頭で日本には3000カ所もの温泉地がああると言いましたが、その中の施設の大半は循環式を採用されており、源泉掛け流しは希少な存在です。

つまり、温泉の成分に余計な添加物は入っておらず、温泉を100%楽しむことのできる本物の温泉ということになります。

加水の有無について

加水とは温泉において水道水を添加することを指します。

これはさまざまな理由があるのですが、掛け流しの温泉における加水する理由の多くは源泉温度が高いことによる冷却効果を狙ったものが多いです。

加水をすると、温泉の濃度もその分薄まるということになります。

逆に循環式の場合は、源泉の湯量を補うために加水している場合が多く、温泉法では1%でも天然の温泉が含まれていれば、残りの99%が水道水であったとしても「天然温泉」を名乗ることができてしまうのです。

これではほとんどただの銭湯と何も変わらないお湯ということになってしまいます。

源泉掛け流しの場合は、そもそも循環装置がないため、水道水をジャージャーと垂れ流しにすることは水道代がバカにならないので、温度超背にに必要な最低限尾加水をおkなっている場合がほとんどですが、循環式の場合は水道水も循環できてしまうため、多くの場合は何%天然温泉が入っているのかはわからないことが多いです。

加温の有無

加温は源泉掛け流しの場合は源泉の温度や源泉からの距離、季節により温浴施設に到着する頃には温度が下がってしまっている場合に、加温して提供される場合が多いです。

循環式の場合は循環装置にそもそも加熱機能があることがほとんどなので、ほぼ保bお加温していると思っていただいて大丈夫です。

これらの表記は温泉施設の脱衣所に成分表などと一緒に掲示されていることが多いです。特に然りと自信を持って温泉を提供している掛け流しの温浴施設であれば、そのことを証明することができる書類でもあるため、掲示されている場合がほとんどです。

温泉の泉質

日本にはさまざまな源泉があり、その泉質や成分もさまざまです。

湯湯治に期待して温泉を利用するのであれば、それぞれの含有成分がもたらす効能についても、把握しておきたいものです。

温泉の泉質については大きく分類すると、硫化物温泉と塩化物温泉の2つに分けることができます。

硫化物温泉(硫黄泉)

どちらかというと刺激が強めの温泉です。菌やウィルスを殺してくれる効果が期待でき、火傷や傷口の治癒効果を期待してはいる人も多いといわれています。

火山が近いところにあることが多いのがこの硫黄泉になります。

塩化物温泉(硫化塩泉)

どちらかというと優しい泉質の温泉です。そこしぬめりのある、とろっとした質感のお湯であることが多いです。よくびはだのゆなどとうたっている温泉はこの硫化塩泉であり、保湿効果や肌を整えてくれる効果が期待できます。

温泉の入り方

ざっくりとですがここまで温泉の説明をしてきた中で、正しい温泉の入り方についても解説してみたいと思います。

  1. 本物を選ぶ
  2. 目的を選ぶ
  3. 入り方

いわゆる湯湯治の考え方ではありますが、ここまで読んでいただいている温泉好きのあなたであれば、話のネタとしても、是非この程度の知識は身につけておいても良いのではないでしょうか。

本物を選ぶ

本物の温泉とはどのような温泉でしょうか?この記事を読んでいただいたあなたならもうわかりますよね?

そうです。まずは源泉掛け流しであること。これが条件となってきます。

加水や加温の有無に関しては、究極は両方ともない温泉があれば是非お入ってもらいたいのですが、加水・加温に関しては妥協しても良い範囲かと個人的には思っております。

目的を選ぶ

これは線質による違いです。

硫化物温泉と塩化物温泉のどちらの温泉かによって変わってきます。このほかにも単純泉などもありますが、単純泉は読んで字の如く成分的な特徴はあまりないため、ここでは割愛させていただきます。

皮膚の調子が悪く刺激的に治癒したいのであれば硫化物温泉を、どちらかというとリラックス効果を求めているのであれば塩化物温泉を。

ざっくりこのような選び方で問題ないと思います。

入り方

入り方については硫化物温泉、塩化物温泉によって異なります。

やはり刺激の強い硫化物温泉は長い時間はいることはお勧めしません。

また各温泉によっても異なってくるため、必ず温泉の説明書きを読むようにしてください。

ちなみに、日帰り温泉のような短期間の入浴だけであれば、そんなに気にする必要はありません。また、人によっては肌に合う合わないなどの個人差もあるため、必ず少しづつ様子を見ながら、温泉を楽しむようにしましょう。

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